森山大道氏の札幌の作品の中に、「レスト・スペース坂会館」で撮影したものがある。
昨年の７月に札幌の撮影に入った森山氏が「坂ビスケット、匂うよね・・・」
と呟やかれた。やはり嗅覚のセンサーに反応したらしい。
札幌の撮影は坂ビスケットからだった。
現在展示されている、札幌芸術の森美術館でも
坂ビスケットで撮影されたものが数枚ある。
お人形や、マネキンなど、記録No17の札幌編、ノーザン３にも納められている。
以前、大竹伸朗さんと森山氏のトークイベントでも
「坂ビスケット、森山さん好きだと思うよ。」大竹さんがお話されていた。

2009年から森山氏が撮影した道内の新作のデジタルカラー。
現在も撮影の様子のDVDを芸術の森美術館で上映しているので、
ファンの方はロケ地を巡る旅をしていたり、
撮影ポイントで、シャッター押してみたという、
楽しみ方をしている方も多い。

「レトロ・スペース坂会館」
近所に住んでいた私も、気になりながら、怪しくて入る事が出来なかった
坂ビスケット。
行ったことがある人に聞くと「いってごらん〜」と一言。
どこか懐かしく、しかし妖艶で
昭和の頃にタイムスリップしたかの様な不思議な空間がそこにはあります。
宮の森美術館からは歩いて２０分ぐらいで、以外と近いのです。
帰りに寄ってみてはいかがでしょうか。

工場で作られたばかりの素朴なビスケット売っているますので
お土産にオススメです。

レトロ・スペース坂会館
北海道札幌市西区二十四軒3条7-3−22
日・祝日休み